石川さゆりのアレ。アレを知っていて知らないふりもできないが、と思いつつ話をすすめますが。
プロレスラーにつきものといえば、必殺技と入場曲です。
必殺技に関しては専門の皆さんにおまかせするとして、入場曲。
例えば、スパルタンXが流れてくると、出てくるのは三沢光晴です。
Jならばジャンボ鶴田。
王者の魂なら「世界の」ジャイアント馬場であります。
お好きなのではありますし、井川遥がママのハイカラを出す居酒屋なら毎週通うのでありますが、あれはニュアンスが違う。
近いのはむしろ、少し愛して長く愛しての、レッド。大原麗子であります。
入場曲を持っているウイスキーといえば、我が国では、オールドであります。
嫌う人も多い。ファンも多い。毀誉褒貶の激しい、我が国を代表するウイスキー。それが、サントリーオールドであります。
現行のオールド。私は好きですよ。バランスが素晴らしく、良くも悪くも平均点をきっちり取ってくる優等生キャラ、という印象ですね。
ロックでも良い。ソーダでも良い。でも、水割りにすると夜の街の味わいを想起するのは、古き良き伝統の力なのかもしれません。
國村隼のCM。調べたら2008年だそうですけどね。娘役が伊藤歩、私の一学年下の魅力的な女優さんであります。
そのシリーズがねぇ、、なんとも言えずぐっと来るわけです。
オールドって、注ぐと「トクトク、、」と音がなる形状の瓶なのですが、それをまたいい具合に使ってねぇ。
もっと飲みやすいウイスキーはある。
ピートガンガンのウイスキーもある。
もっと安く気軽なウイスキーもある。
でもね、入場曲があるウイスキーというと、やっぱりこれ。サントリーオールドなのであります。
うまいかまずかなんてどうでも良くて、気分がいいかどうか。その点をフォーカスすると、何故かスルッと入ってくるサントリーオールド。
ロックで飲むべきウイスキーなんでしょうが、酔っ払っちまいますからね。
でも、ここぞのときにはぜひ、オン・ザ・ロックで飲みたいウイスキー。
「オールド、ロックで」なんてセリフが浮かないような、そんなおとなになりたいと願いつつ、どんどん四十路のベテランになっていく私でありました。