今週のお題「寝る前にしていること」
寝る前に、枕元に置いてある日記帳に、SNSでつぶやく程度の文量を書き込むことにしています。空白の多いカレンダーに一言書き込んでいたところから始まった日記ですが、気づけばずいぶん長く続いています。書かなければ、という使命感を持たないのが長く続けるコツなのかもしれませんが、とにかく何かしら、一言でも書くようにしています。しかし、こんなことにも敵はいるものです。睡魔と酔い、この二つが出てくると大変です。
眠いときも酔っ払っているときも、日記帳に向かってペンを持ったまま寝てしまう。だから、後日読み返すと、ミミズの這ったような、あるいはナメクジの這った跡のようなものが幾筋も残ることになります。まともに書けなくなるというのは、日記を書くうえで大敵です。
で、寝る前にしていること、ですね。そうですか、なるほど。みなさんは何をしているのか、ちょっと気になりますね。
「寝る前には温かいミルクがいいですね。質の良い睡眠がとれるような気がします……」
例えば、これを健康食品を売っているアカウントが書いていたとしたら、そのままの意味でしょうが、私みたいなヒネたおじさんが書くと、どうでしょうか。今回はかなりふわっとした内容になりますが、そこはそれ。あなたの読解力を駆使して楽しんでいただければと思います。
ストレスにしても、その他のものにしても、溜め込んだまま眠りについたのでは、翌朝の寝覚めに関わります。溜まったものはその日のうちに片付けて、寝て覚めたら新しく切り替える。新鮮に命を燃やすべきです。無論、ストレスの話であります。
枕元には、いつ何時、うっかりアレルギー性鼻炎になっても大丈夫なように、いつだってティッシュペーパーを置いてあります。

私の時代は、紙の雑誌が黄昏を迎えつつあった頃ですが、それでもまだまだ多くの雑誌が発行されていました。『ホットドッグ・プレス』などは、若人に支持されていた記憶がありますねぇ。私も定期購読はしなかったけれど、ときどき読んでは「なるほど、こうしたらモテるのか」などと、見当違いの努力をしたものです。他には『デラべっぴん』などを嗜んでいたような。おぼろげな記憶でありますが。
『ホットドッグ・プレス』か。あの雑誌には、北方謙三先生が担当する読者の相談コーナーがありましたね。ハードボイルド作家らしい文章で綴られた回答の結論が、かなりの頻度で「ソープにいけ」だったのが懐かしく思い出されます。
確かに、あくまで私の経験上の話ですので、男子中高生の煩悶に限りますが、いろいろと溜まっているものをどう発散するかが問題だったような気がします。スポーツに打ち込むべきだ、という論を私は支持しますが、北方謙三さんの意見にも一定の共感が集まるのは、わからないではない。わからないではないのであります。
中高生の頃は、体力が有り余っていましたから。若きウェルテルの悩み……はちょっと不穏当なので、いったん忘れていただくとして、とにかく圧力を抜かないと、変な方向へ突き進んでしまいがちです。
これはね、個人差がありますから一般論とはいいませんが、中年でもちゃんと抜くところは抜かないと、世間に迷惑をかけることになるのであります。大人なんだから、若い人よりも気を使って、自分で自分を落ち着かせる「工夫」が必要なのではないでしょうか。
誰かと一緒にストレスを発散する。大いに結構。自分で何とかする。素晴らしいことです。溜め込んで、おかしなところに滲み出させて世間に迷惑をかける。これがいちばんろくでもないのであります。
大人でも、青年でも。私の場合は、少年の名残があるぐらいからですが、ちゃんと抜いていましたよ。ストレスを。
男性はもちろん。あるいは女性でも。その日のもやもやは、その日のうちに「抜いておこうよ」と。若い頃ほどは溜まらなくなった中年ではありますが、定期的に「あ、これは片付けておかなきゃな」という日には、片付けてから寝るようにしていますよ、と。
春霞……季節を取り入れて秋霧のような内容ですが、伝わる人には伝わるでしょうから、本日はこの辺りで。それではまた。




